【裁判とお金】健康被害でクリニックを訴えても「1円も戻らない」?GLP-1ダイエット訴訟の絶望的な現実と裁判費用の罠
民事訴訟とは、個人や法人の間で生じた損害賠償などの紛争について、裁判所が証拠に基づいて判断を下す法的な解決手続きのことです。
Answer First この記事の結論
重大な健康被害が出た後でクリニックや販売会社を訴えても、同意書の免責、過失相殺による減額、会社の解散による「回収不能」という冷酷な壁が立ちふさがる。さらに莫大な弁護士費用と、ボロボロになった体で何年も戦う法廷闘争の精神的負担は地獄じゃ。最初から手を出さない予防こそが、最強の自己防衛じゃぞ!
●美容クリニックを訴えればお金は戻る?甘い期待を砕く「法律の現実」
今日はお金と法律、そして『一度壊れたら戻らない身体』で戦う司法闘争の絶望的な現実を教えてやろう!」
●絶望の壁1:自由診療クリニックや販売会社に「補償の義務」はない
●絶望の壁2:「請求額=もらえる額」ではない!賠償金額の冷酷な現実
【過失相殺(かしつそうさい)の罠】
裁判所は『患者側も、美容目的で安易にリスクのある薬の個人輸入やオンライン診療を利用した落ち度がある』と判断する。その結果、過失相殺によって賠償額が3割〜5割、あるいはそれ以上に大きく減額されるのが通常じゃ。
【回収不能(執行不能)という結末】
端的に言えば『判決はただの紙切れ』という現実じゃ。どれだけ裁判で『相手は1000万円支払え』という判決を勝ち取っても、相手が『払う金はありません』と言い張り、法人の口座も空っぽにされていたら、国が代わりに払ってくれるわけではない。結局、差押えできる財産がなく、1円も回収できずに終わるのじゃよ。
●絶望の壁3:集団訴訟(被害者の会)の限界と「費用倒れ」
【日本にはクラスアクション制度がない】
アメリカと違い、日本では『誰か一人が勝てば、訴訟に参加していない被害者全員にもお金が支払われる』という制度はない。原告一人ひとりが『自分にどんな被害があり、医師の処方とどう因果関係があったか』を個別に証明せねばならず、時間と手間は個人訴訟と変わらんのじゃ。
【莫大な裁判費用】
弁護士費用は集団で多少按分されるとはいえ、医師のカルテ開示(証拠保全)、医学的な鑑定意見書の作成費用などで数十万〜数百万円の実費が必要じゃ。被害額が数万〜十数万円の場合、勝訴しても弁護士費用の方が高くなる『費用倒れ』になり、金銭的には完全にマイナスになってしまうのじゃよ。
●最大の悲劇:ボロボロになった身体と精神で、数年の法廷闘争を戦えるか?
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🤔 よくある質問
Q. 個人輸入や無許可のクリニック相手に訴訟を起こす場合、弁護士費用はどれくらいかかりますか?
民事訴訟の場合、着手金で数十万円、勝訴時の報酬金で獲得額の10〜20%程度が一般的じゃ。さらに、相手の非を証明するための医療鑑定費用などで数十万円〜100万円以上の実費がかかるため、被害額が少ない場合は「費用倒れ」になりやすいぞい。
Q. クリニックが倒産・会社解散してしまったら、社長個人を訴えられますか?
会社法第429条等に基づき、役員等個人の責任を追及することは制度上可能じゃ。しかし、「役員個人に悪意や重大な過失があったこと」を被害側が証明せねばならず、その立証ハードルは極めて高い。さらに社長個人が自己破産したり資産を隠していれば、やはり1円も回収できんのじゃ。
Q. 集団訴訟(被害者の会)に参加すれば、自分は何もせずに賠償金をもらえますか?
もらえんぞ!集団訴訟であっても、原告の一人として名前を連ね、自身の被害状況やカルテなどの証拠を提出せねばならん。日本の裁判制度では、一人ひとりの被害立証が個別に必要とされるため、完全なほったらかしで賠償金が手に入ることはないのじゃ。
カブ先生 (Kabu Hakase)
大手証券会社にて個人投資家向けの資産運用アドバイザーとして15年以上勤務。現在は「お金の学校」校長として、1,000名以上の初心者にNISAやiDeCoを通じた資産形成のノウハウを伝授している。座右の銘は「果報は寝て待て」。
