【41兆円黒字の謎】GPIF大儲けでも「年金額は増えない」のはなぜ?ネットの3大誤解「バラマキ・海外流出・即時還元」のウソとファクトをカブ先生が徹底解説!
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)とは、公的年金(厚生年金・国民年金)の積立金を市場で運用する独立行政法人です。厚生労働省から独立して、国内債券・国内株式・外国債券・外国株式の4資産に均等分散投資(基本ポートフォリオ)を行っています。(出典:厚生労働省・GPIF公式ガイドライン)
Answer First この記事の結論
41兆円の黒字は将来の年金を支える強固な「盾」であり、目先のバラマキ用ではない。投資や制度のファクトを学び、デマに惑わされないことが大切じゃな!
●41兆円大黒字の衝撃とネットの阿鼻叫喚
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●誤解①「黒字は政治家のお小遣いや、他国へのバラマキに使われている?」のウソ
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●誤解②「大黒字なんだから、今すぐ年金を増やすか保険料を下げるべき」のウソ
理由1:黒字のほとんどは「評価益(含み益)」に過ぎない
理由2:将来世代(現役世代)の老後を守るための「準備金」である
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●誤解③「実質、円安で目減りしているのでは?」という疑問の真実
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🤔 よくある質問
Q. なぜ大黒字なのにマクロ経済スライドで年金額が実質抑制されるのですか?
少子高齢化の中で100年後まで年金制度を持続させるための自動調整弁だからじゃ。年金給付の約9割は現役世代が毎月納める保険料と税金で賄われており、GPIFの運用積立金は不足を補う1割程度のクッション。運用の勝ち負けで毎年の給付額が乱高下しないための仕組みじゃな。
Q. GPIFが赤字を出した時は、私たちの将来の年金が減るのですか?
減らないぞい。GPIFは短期的な相場変動に一喜一憂せず、数十年の超長期スパンで運用しておる。赤字の年もあれば黒字の年もあるが、これまでの累積収益は196兆円を超えており、一時的な赤字が直接年金の減額に直結することはないので安心するのじゃ。
Q. もし将来、年金積立金がすべて枯渇したら年金はもらえなくなるのですか?
それは絶対にないぞい。日本の年金は「賦課(ふか)方式」が基本であり、その年の高齢者に配る年金の多くは、その年の現役世代の保険料と国庫負担(税金)で賄われている。積立金はあくまで不足分を補うための「クッション(全体の約1割程度)」なので、積立金が枯渇したからといって年金がゼロになるわけではないのじゃ(ただし持続可能性を高めるために積立金を増やす運用が行われているのじゃな)。
カブ先生 (Kabu Hakase)
大手証券会社にて個人投資家向けの資産運用アドバイザーとして15年以上勤務。現在は「お金の学校」校長として、1,000名以上の初心者にNISAやiDeCoを通じた資産形成のノウハウを伝授している。座右の銘は「果報は寝て待て」。
